トーエイの近況情報

ネットビジネスを放棄!?
インターネットでの新規申し込みを受け付けない理由とは・・・
 
トーエイは平成25年2~3月頃からインターネットでの新規申し込みを中断しています。
消費者金融系でネット申し込みを廃止するのは非常にめずらしいケースです。
その理由は、消費者金融は全ての手続きが来店不要で完結できる為、インターネットでトラフィックを拡大することは、市場を全国に拡大できるのと同じだからです。
キャッシング系、FXなどは、インターネットビジネスの恩恵を最も享受できる業界として知られています。
(その為、アフィリエイトの格好の対象となっている業種なのですが・・)
美容室やエステサロンなど、直接店舗に足を運ばなければサービスを受けられない業種は、ある意味ネットビジネスにおいても市場範囲が限られます。
しかし、学生ローンや消費者金融は、やり方次第では市場対象を日本全国とする事ができるのですが、これを自ら絶つというのは、この業界では考えられない出来事なのです。
 
通常、学生ローンもそうですが、貸金業者が貸し付けをストップする場合、資金不足か倒産目前の前兆挙動のいずれかです。
どちらの場合も経営状況としては最悪ですが、トーエイの場合はちょっと違っていました。
新規のネット申し込みは中断していますが、既存客のネット申し込みと、店頭での新規申し込みは受け付けています。
しかも、新規貸し付け利率が非公開で年16.5%という低金利である事が判明しました。
非公開の理由は「表示金利よりも安い!?」のページで説明していますので、興味のある方はご覧になって下さい。
 
実は単なる人手不足
トーエイは従業員がわずか3~4名ほどで営業をしています。
(従業員は少ないですが、老舗中の老舗で優良店です)
 
ネット申し込みは実は手間が掛かる
インターネットからの申し込みは、店頭申し込みと比べると手間が掛かります。
店頭申し込みはお客様が申込書を自分で記入しますが、ネット申し込みは大部分が電話での聞き取りになります。
「申し込みフォームに必要事項を記入して送信するじゃないか」、と思う人もいると思いますが、実は申し込みフォームは必要最低限の項目しか用意していないのです。
全て入力させようとすると膨大な量となってしまうので、せっかくの訪問者を、結果として逃がしてしまう事になります。
モビットが最近売り出した商品で、一切の在宅・在職確認を断ち切る上、ネット上で完結できる「Web完結」が話題になりました。
しかし、Web完結が可能な訳は条件があり、三井住友銀行か三菱東京UFJ銀行に普通口座を持っていて、この口座を貸し付け・返済用に利用する事が義務付けられています。
普通口座は貸し付けに必用な個人情報を十分所有しており、これがWeb完結を可能にしている大きな要因です。
学生ローン等の小規模消費者金融では、到底真似のできる事ではありません。
 
話を元に戻します。
トーエイがネットによる新規申し込みを中断している理由は、実は人手不足が原因でした。
学生ローンや消費者金融が、インターネットによる集客を放棄するのは極めて稀ですので、記事として取り上げてみました。